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『つくば豚』に赤ちゃん誕生 - 常陽新聞(2009年5月8日)
土浦市本郷の畜産農家、萩島一成さんの豚舎で、新品種「つくば豚」の赤ちゃんが次々に誕生し元気に育っている。研究所発ベンチャー企業の技術を活用し、遺伝子診断で、脂肪含有量の高い親豚のみを選別し、交配して生まれた。つくば市下平塚の食肉加工会社「筑波ハム」の中野正吾社長(76)が、新たな特産品づくりに挑戦しようと、地元の畜産農家と協力して取り組み始めた。つくば豚は約7カ月間飼育し、12月ごろから試食できるという。豚は、同じ環境で同じように飼育しても、個体によって、肉の脂肪含有量や味にばらつきがあるという。「お客さんを裏切らない、当たり外れのない、柔らかくておいしい豚肉を販売したい」という中野社長の10年来の願いから、新品種づくりへの挑戦が始まった。 農業食品産業技術総合研究機構・畜産草地研究所(つくば市)の三橋忠由上席研究員が社長を務めるベンチャー企業「プレスクライブ・ゲノミックス」(同市千現、つくば研究支援センター内)がが開発した遺伝子診断技術を活用する。 三橋氏らが豚100頭の肉質を調べたところ、筋肉中の脂肪含有量は個体によって2〜12%と開きがあり、含有量5〜6%の豚が全体の半数以上を占めた。含有量が12%に近い豚肉ほどおいしいという。 三橋氏らは、筋肉中の脂肪含有量が高い豚にだけ存在する特有の遺伝子を発見。この遺伝子をもつ親豚同士を選別して、今回生まれたのが「つくば豚」だ。 遺伝子診断は、背中の毛を数本抜いて一頭一頭検査する。遺伝子診断で合格した親豚は、ランドレースと大ヨークシャーを交配させた繁殖豚(LW)のメスと、黒豚のオス。生まれた豚は「つくば豚」として新種登録する予定だ。 現在、萩島さんの豚舎では、10頭が妊娠している。4月2日に最初の1頭が10頭の子豚を出産。これまでに3頭の母豚が計30頭を出産している。あと7頭がこれから次々に出産する予定だ。 筑波ハムの中野社長らの試みは今年3月、農商工連携促進法に基づく事業計画に認定された。中野社長は、成功すれば、地元の養豚農家につくば豚を飼育してもらい、新たな地域ブランドにしたいと期待を寄せている。 |
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土浦市本郷の畜産農家、萩島一成さんの豚舎で、新品種「つくば豚」の赤ちゃんが次々に誕生し元気に育っている。研究所発ベンチャー企業の技術を活用し、遺伝子診断で、脂肪含有量の高い親豚のみを選別し、交配して生まれた。つくば市下平塚の食肉加工会社「筑波ハム」の中野正吾社長(76)が、新たな特産品づくりに挑戦しようと、地元の畜産農家と協力して取り組み始めた。つくば豚は約7カ月間飼育し、12月ごろから試食できるという。

