オリジナル銘柄豚つくば豚

それはひとつの確信からはじまった どんなに手間をかけても、どんなに丁寧に作っても今のままでは限界がある」
現状に満足する事のない「美味しさ」を求め続ける職人の1つの確信。

なぜそう確信したのか、立ちはだかる壁の存在
地元・茨城県産の銘柄豚「ローズポーク」にこだわり、1つ1つ手作業で製品を作っていく中、製品の出来にどうしても満足できない時があったのです。

その一方で会心の出来と言える位の製品ができるのも事実でした。手でできる事は全てやった。
製造方法には万全を期しているといえる。

では、何が原因なのか?「同じ銘柄、同じ等級の豚肉なのに、突出して美味しい物と明らかに平均以下の物がある」製造方法では越えられない壁。

それは原料となる豚肉でした。工業製品ではなく「生物(イキモノ)」だから表れる差異と言ってしまえばそれまで。「その差異を無くすことはできないのか」「常に美味しい肉質の豚にすることはできないのか」個体差を無くすため、農場を限定して育て方や飼料の改良にも取り組んできました。

しかし依然、そびえる壁。
弾力があり、柔らかい肉質が人気急上昇中 ローズポーク


出会い(1)三橋先生
出会い 三橋先生 そんなおり、肉牛の生産で、高品質の霜降り肉を生産できる子を産む親を遺伝子レベルで選抜するという遺伝子診断によって成果を挙げている研究機関の関係者との交流がありました。

豚の改良にも応用できるのではないか。豚の改良は雑種強勢効果と、繁殖性、産肉性、肉質のバランスをとるために、3種類の純血種を掛け合わせる3元交配が主流となっています。

しかし、それだけでは個体差を埋める事ができないのが現状。従来からの3元交配に、さらに一歩踏み込んだ新しい科学技術を導入することができれば求めていた肉質に差異のない豚が実現できるはず。

この出会いから、その思いは日ごとに高まっていきました。


自らつくるへの挑戦
遺伝子診断による遺伝子選抜という新しい技術の導入は、地方の一企業が行うには大きすぎる事業だという自覚から、国や県などの行政機関に働きかけをおこなった時期もありました。

なかなか良い返事がもらえず、日々が過ぎていきました。過ぎてゆく日々の中で、豚に対する遺伝子診断技術は実用できる段階にまで確立されていきました。

農学は実学といわれますが、研究成果の大半が論文として発表され終わり。
そのあり方に疑問を持つ研究者は、実際の現場で役立てたいと強く願っていました。

変わらぬ新しい豚を作りたい。そして、美味しいハムを作りたいという思い。決断の時はやってきました。

「誰もやらないのならば自分がやる」自ら中心となり新しいブランドとして立ち上げる事にしたのです。
自らつくる ブランド豚つくば豚への挑戦


出会い(2)萩島さん
出会い 萩島さん 「つくば」という筑波研究学園都市は多数の研究機関と研究者を擁する世界有数の学術・研究都市だからこそ出会えた技術は、農業が産業として成り立つ都市でもあるという別の側面で実現する事になったのです。

肥育だけでなく改良・繁殖を手がける経験と確かな技術を持った養豚農家と出会うことができたからです。

豚は人間以上に神経質でストレスに弱い動物です。毎日状態を確認しながら、優しく丁寧に育てるためには手間と時間がかかります。

過酷な労働に見合う安定した経営は、次世代に養豚業を引き継ぐためにも悲願であり、肉質に差異のない豚の開発にかける思いはハム職人と同じでした。

美味しいハムを作りたいという職人の思い。新しい技術を実際の現場に役立てたいという研究者の思い。

養豚業を魅力ある産業にしたいという農家の思い。3つの思いと出会いから生まれた新しい豚は、集結の地にちなみ「つくば豚」と命名されました。


さらなる美味しさを求めて
さらなる美味しさを求めて工夫を重ね、より美味しいハムに仕上げるために筑波ハムはチャレンジを続けます。

柔らかく旨味があり薫りも良い、美味しいハムのための豚肉。

赤身肉に適度な脂肪分が含まれ柔らかくジューシーな肉は、最高のハムに仕上がります。
若い世代とともにつくりあげるつくば豚に、これからもぜひご期待ください。
若い世代とつくる つくば豚


つくば豚の味が楽しめる